アートの街バンコク BACCで感じた国王への愛
微笑みの国タイのバンコク
東南アジアの中でも最もポピュラーな観光地だろう
中央アジアについて書くといった矢先ですが
鉄は熱いうちに打てといった(使い方違う)具合で
中央アジアの帰りのフライトの都合で4日間滞在したバンコクでのことを書きます
バンコクは1年ぶりの2度目、昨年はゼミの研修旅行で訪れた
今回は相方の都合で丸2日ひとりの時間だった
そこで事前に調べてどうしても行きたかった
2つの美術館に行ってきた。
先に紹介するのは
BACCと略されるBANGKOK ART & CUTURE CENTRE
BTSというバンコク市内を走る鉄道のNationalCenter駅のロータリーから直結している
現代アートの美術館
外壁にはタキシードを着たクールなモノクロの国王の絵が描かれていました
これは国王の没後に描かれたのでしょうか(以前の姿を知らないのでわかりません)
こちらは、なんと入場はフリー!
フリーでいいのかと恐れ多いほどの見応えとハイセンスな展示です
1階から9階まで吹き抜けの造り
中心を囲むように等間隔にすっきりと展示されています
こちらは金正恩をモデルにした現代アートらしい作品
隣に並んで記念撮影してる人が多かったです(笑)
こちらの常設の展示ももちろんとても素敵でした
しかし、今回紹介したいのは
期間限定で開かれていた展覧会についてです
ちなみに上層階6〜9階は特別展覧会用の階層のようで
荷物の持ち込みができません
撮影はスマホでのみ可能なのでカメラも預けます
5階のカウンターで100バーツのデポジットを支払い、ロッカーに荷物を収納します
現在開催されているエキシビジョンはこちら
ラーマ9世 プミポン国王をテーマにしたIN REMEMBRANCE OF THE GREAT KING
若手の現代アーティストや美大生が国王を描いた作品がたっっっくさん!!!
有名なシーンや写真があるようで
同じポーズや表情のものでも、描き方や作品の形はそれぞれ
どれも個性的で異なる魅力、しかし作品やそのタイトルから
どれもプミポン国王への愛や尊敬が込められているのを感じました
フロアの一角のスペースでは
国王の幼い頃からの写真や愛用品の展示
カメラがお好きなことで有名だったそうで、使っていたカメラもとてもたくさんありました
若かりし国王様、とてもハンサムです
恥ずかしいことに
タイを訪れている身でありながら、国王についてあまり深く考えたことはなく
またよく知りませんでした
もちろん日本で調べてとても楽しみにしていた美術館で
このような展覧会がされていることも知りませんでした
しかし、彼が亡くなってから訪れたバンコクの美術館で
無知な私ですらひしひしと感じた彼を想う「タイの人々の気持ち」
ひとりの人がこんなにも愛され、尊敬され
亡き後も記憶に刻むようにたくさんの作品として残されている
ひとりの人物を対象にし、その人だけのエキシビジョン
この事実がなによりも衝撃的で新鮮で
とてもとても興味深かったです
もちろん街のどこに行っても彼の肖像画や写真が置かれており
いかに国をあげて彼の死を悲しみ、悼み、敬愛しているのかわかります
しかし、このアートの世界で
このようにして表現されていることで若さや人を限らずに
国民から想われていたことがわかる気がしました
本当に素晴らしいエキシビジョンです
以下、少しだけ素敵だった作品を
軽い言葉で言えばどれもお洒落でイケてます
しかし、なんども言うようにそれだけではない
「想い」のつまったたくさんの作品を観ることのできる素晴らしいエキシビジョンです
是非日本人の皆さんにも行って欲しいです
こちらは期間限定ですが
BACC自体も楽しいのでバンコクの観光の1スケジュールとして組み込んでみてください
見応えがあるので半日以上の時間があるといいと思います
又、次の記事では
もうひとつの期間限定エキシビジョンを紹介します
(ウズベキスタンについていつ書くのやら......)
つづく
万紀子
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